愛とロマンな日常

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愛とロマンな日常

私の私による私のためのブログ

あの千代の富士が死ぬなんて

祖父や父が好きだったこともあり、子供の頃から、面白さもわからないままNHKの大相撲中継を観て育ちました。

「憎たらしいほど強かった」北の湖に象徴されるように、お腹の突き出た大男たちが押し合い、投げ合いをする格闘技、という印象だったのですが、そんな子供の頃の私の前に颯爽と登場したのが、細身で筋肉質、顔つきも精悍な千代の富士でした。

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見た目の良さから子供心に大ファンになり、場所が始まると、連日NHKの中継にかじりついていたものです。本当に当時はスポーツ中継が面白かったですね。

幕内初優勝で大関昇進をきめたあと、千代の富士はあっという間に横綱昇進、横綱でも2場所目に優勝を決め、「ウルフフィーバー」を巻き起こしました。

横綱になってからも進化を続け、幕内最高優勝31回、連勝記録53連勝、通算勝利1045勝など様々な記録を打ち立てました。

鋭い立ち会いから前みつをとり、上手を取って追っ付ける無敵の取り口は、スキがなく完成されており、美しくすらありましたね。

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特にマワシの色を青から黒に変えた1985年からは圧巻で、強すぎる為にライバル不在の時代が続いたほどです。当時は千代の富士が一度負けるだけで大事件でした。そのころ中学生だった私は、部活帰りにパン屋で肉まんを頬張りながら、店内のテレビで旭富士小錦千代の富士と対戦するのをワクワクしながら見ていたものです。

決して周りの力士が魅力的でなかった訳ではなく、超重量級のハワイ出身力士小錦や、

角界のアランドロン霧島、

類い稀な才能に恵まれた新人類北尾、

双差しになれば無類の強さを発揮する逆鉾

その弟の端正な顔立ちで人気のあった寺尾、

千代の富士とは正反対の典型的なお相撲さん体形の大乃国

引退後「組長」と呼ばれるようになった凛々しい顔つきの旭富士、そのほか、北天祐、巨砲、水戸泉、朝潮、琴風、若島津、出羽の花、隆の里など、個性的で魅力的な力士が揃っていました。

大相撲が非常に面白かった時代です。

老若男女、誰もが同じ取り組みを観て、場所中は同じ話題をするのが楽しかったです。

千代の富士は、その後台頭してきた貴花田に敗北し、「体力の限界…気力もなくなり、引退することになりました。」と記者会見、見事な引き際で引退しました。

その後、若・貴時代に突入、大相撲は盛り上がりを見せますが、その後、不祥事も重なり、人気も衰退してしまいます。 

プロレスではないですが、国際化が進んでいくのなら、日本人エースが待望されるところですね。

千代の富士のような力士が、現在、登場してくれれば。

そんな小さな大横綱の思い出でした。

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