愛とロマンな日常

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愛とロマンな日常

私の私による私のためのブログ

さようならの幸せ-CHAGE&ASKA 歌詞考察

昭和・90年代ソング

人生とは出会いと別れの物語です。

別れの曲は星の数ほどあるのでしょうが、私の中で一番好きな別れの曲は、1985年に発売されたCHAGE&ASKAの6枚目のアルバム「Z=One」の本来のラストソング「さようならの幸せ」です。

ASKAの震えるような声で歌い上げられる、別れの瞬間だけを切り取ったような切ないメロディと歌詞は、恋心などとうの昔に忘れてしまったはずの四十路真っ只中の私の心すらも震えさせてしまいます。

というわけで、その震えるような歌詞を考察していきます。

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幸せが一転して悲しい別れのエンディングになる瞬間

こんなにも~言えない

いきなり、絞り出すようなASKAの声。どんな事情があったのかわからないですが、愛しているのに別れなくてはならなくなった主人公の、声にならない心の叫びが聞こえてくるようです。

熱い額に~哀しい影

愛していた彼女に、急に別れを切り出されたのでしょうか。ショックで額に手を当てて動けなくなっている自分の姿が、灯りに照らされて影を作っています。

もう少し~見えたはず

人の心は移ろいやすく、制御できないもの。それが解っていながら、どうにも手が打てないのが、人と付き合うことの難しさです。絶対などない。

僕がとても~思っていた

カタストロフィの場面を迎えて、初めてわかる大切な相手の心。幸せが一転悲しい別れに変わる瞬間です。

季節の中に~忘れ物

もはや別れは避けるべくもない。わずか数カ月間の楽しい思い出だけが、むなしく残るだけとなった。二人の忘れ物とはそんな思い出を指しているような気がします。

最後まで君は~愛を放した

きっとこの彼女は、自分の気持ちが相手から離れたことをどうしてよいかわからず、ひたすら詫びながら、別れを切り出したのでしょう。

そんな彼女をどうして責めることができようか。

感情と理性は冷酷に相反する

わかってる~思い違い

全ての経緯を一瞬で理解することができたのでしょう。こんな小さなほつれで大切な全てを失うことになってしまった。取り返しのつかない勘違い。声にならない叫び。

だけど僕の~知ってほしい

そう勘違いなのだ。言葉にはできなかったけれど、本当は相手の全てを満足させられる気持ちを常に持っていたと言いたいのでしょう。もう手遅れなのだけれど。

ひとつひとつを~確かめることばかり

手遅れだから、何を言っても相手の気持ちは変わらないのです。もはや今は、何を言ってもただの確認事項にしかならない。

もう君は愛を~あらわせなかった

単純に物事を考えることができれば幸せなのだけれど、素直になれないのが、人間の辛いところ。もつれてしまった感情の糸は、もはや人と人との会話の時間などではほぐすことはできない。

だから彼女には別れることでしか、愛を全うすることができなかったのだ。

主人公はそこまでを瞬時に理解できたのです。なぜもう少しでも早く考えがまわらなかったのか。時は残酷なものなのです。巻き戻しはできない。

OhOh~さようならの幸せ

主人公はさようならを幸せと思っているのか。彼女にとってもこの別れは幸せだったのか。さようならが幸せなどあり得ない。けれど、そう思わなければやりきれない。 

理性で感情を押し殺して、主人公はさようならを受け入れるのです。

Z=One

Z=One

 

 

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